お弁当歴はかれこれ30年超になります。
平日の負担を減らすため、毎週末に作り置きと下ごしらえをして
朝、昼、晩の3食のほとんどをお皿に並べるだけ、
お弁当に詰めるだけ。
最低限の仕上げ工程だけで済ませています。
お弁当作りを始めた当初は、朝ご飯や夜ご飯と
さらにお弁当は別メニューと
張り切っていましたが、メニュー作りだけでも
時間もかかり疲弊しきってしまいました。
しかも、夜ご飯の残りをお弁当に入れるということになると、
なぜか謎の罪悪感が生まれてもやもや・・・
どんどんお弁当作りがつらくなっていく時期がありました。
そこでお弁当への考え方を変えてみることにしました。
「夜ご飯の残りをお弁当に入れているんじゃない。
お弁当のおかずをあえて多めに作って夜ご飯にも加えているんだ。」
作り置きには週末の半日を使います。
1週間分の常備菜や下ごしらえの品を作ることで、
週末の貴重な時間が奪われるので、すべての人に向いたやり方とは
言えないと思います。
でも、今の自分には試行錯誤の末にたどり着いた
日常の1コマになったと言えます。
このブログを書くきっかけとなったのが、
私なりに今までの長い間頑張った証と、
料理が自らのアイデンティティーであった母のレシピを
何とか残せないか、との思いでした。
明日の弁当何を入れよう。
あと一品足りない。
困った・・・
いろいろなたくさんのピンチを切り抜けてきた
私だからこそのレシピを一つでも多く
披露できればという気持ちです。
それが、段取り下手でレパートリーが少なくて
毎日の料理や弁当に苦労していた30年前の自分と
同じ悩みを抱えている誰かの助けになればうれしいです。
ブログのタイトル「あすのひとしな」は
明日のお弁当に何入れようかなと思ったとき、
一品だけは前の日に決めるという自分のルーティンから
決めたものです。
あしたの誰かの心とおなかが満たされますように。