昆布とカツオのだしつゆ
和食の基本となるお出汁。
簡単にインスタントだしの素を使ったり、
濃縮タイプのめんつゆを使ったり、
天然だしのだしパックを使ったり。
その時の状況に応じて使い分けをしますが
うちでは料理用の定番のだしつゆは
いつも作り置きして
冷蔵庫に保存しています。
その時によって味がぶれたりしないよう、
このだしつゆについては必ず分量を量って
作っています。
分量が決まっていれば、手順も簡単で、
味見の回数も減らせ、結果として
料理自体も手早く、おいしく仕上がります。
レシピ
~材料~
- 水 1000ml
- カツオ節(厚削りタイプ) 40g
- 昆布(お出汁用) 14g
- 干しシイタケ 2個
- 花かつお(追い鰹用) 16g
- きび砂糖 16g
(上白糖なら少し少なめ) - 粗塩 16g
(食塩の場合は少し少なめ) - 濃口しょうゆ 40cc
- 酒 25cc
- みりん 25cc
- あれば干し貝柱 1~2個
(入れるとうまみがぐっと上がります)
~作り方~
1)分量の水に昆布、厚削りのカツオ節、
干しシイタケを入れて一晩おいておく。
(時間がない場合は、水からゆっくり
弱めの中火で煮出す。)
2)沸騰したら火を弱め、10分ほどさらに煮出す。
3)アクをすくいながら煮出し、酒、
醤油、みりん、砂糖、塩を加え、
煮立ったら、仕上げに花かつおを
加える。
そのまま1分ほど弱火で加熱し、
火からおろす。
4)粗熱が取れるまでそのまま置く。
5)冷めたところでだしがらを引き上げ、
ざるで濾す。
(だしを取った昆布やカツオ節、
椎茸などはふりかけ等に使えます。)
だしつゆの活用
このだしつゆは主に煮物のベースとして使っています。
甘めの仕上がりの煮物が好きなので、
煮物の味付けの際、少量のきび糖を追加しています。
もちろんめんつゆとしても使えますが、
やや濃いめですので少し薄めています。
正統派の料理の手順からみると
邪道ですが、いかに手順を省いて、
料理そのもの仕上がりがおいしくなるか、
そのバランスを求めて試行錯誤し、
たどり着いた私なりの答えのひとつです。
これが、誰かのオリジナルレシピへの
ショートカットになればうれしいです。